Twitterには収まらないうだうだを書く。Twitter:@motose__

近況_20211212

冬が始まったはずです。なのにどうしてこんなにも暖かいのでしょうか。秋服で難なく外を歩けるのは確かに嬉しい。嬉しいけれども身を刺す寒さがあってこその冬で、そういう時のブラックコーヒーの美味しさが欲しいのです。そんなことを言っていたら明日からここ北海道では雪が降り始めるらしいです。先月の終わりに降った雪はその日のうちに全て溶けてしまったので今回はちゃんと冬を演出して欲しいものですね。そうは書いたけど凍ってツルツルの道を歩くのやっぱり嫌です。このままでいいかな。

 

先週大学の講義で1年ぶりに採血をしました。私の血管は採血の度に褒められる、具体的に言うなら駆血帯を使わずとも血管が盛り上がる優秀血管ちゃんなので採血「される」のは全く問題が無いことです。問題は採血「する」こと。初めての採血実習は忘れもしません。私は1回のミスで採血「する」ことに成功しましたが、ペアの学生は私の血管から血液を採ることが出来ずにパニックになってシリンジを放り投げました。あれは怖かった。というか針が4cm入っても逆血が認められないのはどう見ても血管に当たってないよね。その時点で針抜いて欲しかったな。

そんなわけで今回のペアは駆血帯を使えばしっかり血管が確認出来ました。まぁ今回はミス無く出来るだろうと思っていました。ところが、穿刺してシリンジを引っ張るときに急に手の震えが始まりました。ペアの学生はその光景に思わず笑い出しましたが(というか穿刺されてて笑えるのすごいな)、私は必死です。震えを抑えようとするとますます増幅される意味不明な現象。幸い震えるのは右手だけで、腕を使って右手の震えを無理矢理押さえ込んだので針が抜ける、更に深く穿刺して神経を傷つけるといったことはなく(豆知識:採血の際は深部に走行する神経を傷つけないように、そもそも血管直下に神経が存在しない肘正中皮静脈に穿刺します)、無事採血は完了、手を震わせつつチューブに血液を注入できました。書いてて思ったけどこれ無事じゃないですね。実際の病棟でこんなことになったら大騒ぎですよ。

さて、手が震えたのは何故かと私は考えます。侵襲的行為への心的負担、つまりストレスか?それとも酒か?酒が原因ならその他の精密な行為にも手の震えが発生するはずですが、この後の作業では一切手が震えなかったことから酒が原因にはなっていないと推測します。ならばストレス。ここを見ている貴方なら既に知っていることですが、私には私自身が付けた傷痕が深く残っています。つまり侵襲的行為に関して自らの経験が思い出され、過剰なストレスに曝された結果手が震えた。まぁこれでしょうね。自らの過ち、罪、絶望、希望、喜び、依存など様々な要素がこの傷痕に練り込まれていますが、それらが今になって私に牙を剥くとはね。徐々に寛解の道を進んでいたのに無情というかあーあ、みたいな気持ちになりました。病院就職するなら恐らく採血を避けることが出来ないので別の道を探します。仕方ないね。

 

昨日サークルの飲み会でまーた死にました。セーブして飲んでいたのに死にました。私は日本酒が無理なようです。日本酒好き勢と飲めないことが悲しいですね。それはそうとして生牡蠣美味しかったです。生牡蠣の上にアホみたいな量のイクラがのっててもう味が罪深い。そして生牡蠣の上にトマト、バジル、オリーブオイルをのせたこちらの生牡蠣。牡蠣の臭みがバジルによって消されていて、トマトの爽やかさと牡蠣のまろやかさが互いを高め合う。これは罪深いどころが原初の罪を彷彿とさせる味でした。飲み会の中盤から死んでいたのでこの牡蠣を沢山食べられなかったことが本当に残念です。6つしか食べられなかった。まぁ行こうと思えば行ける場所にあるんだしいつかまた行こう。そしてとても年上の先輩達に奢ってもらおう。    

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図1.罪深い生牡蠣

 

世間はそろそろクリスマスらしいですよ。私は今年も適当にケーキ買って集まって適当にご飯を食べるクリスマスになりそうです。