明日は雨、そしてそろそろ雪が始まるそうです。だから積もる前に家中の段ボールや雑紙などをゴミステーションに捨ててきました。深夜の事なので回りは車もないし、気分良く月やシリウスを見上げながら歩いていたら赤信号を渡りそうになっていてアホらしかったけど。天文部という陰キャの集まりに所属していたので、夜空に雲が無いと常に上を見上げます。冬が近づいたので太陽以外で最も明るい恒星のシリウスがよく見えますね。私にとって夜空は暗幕のイメージを持っています。その暗幕に針を刺すとほんの小さな穴が開き、穴を通して向こう側の光が見えます。針の太さが星々の明るさに比例しているのです。つまり月はその中でもひときわ大きな穴。もしかしたらその穴から誰かが私達を覗いているかもしれないね、と高校時代同級生に言ったらドン引きされました。それはそう。言わなきゃ良かった。雪が降れば空は雲に閉ざされ、この大地北海道で星を見ることも出来なくなります。年末に帰省したら天体望遠鏡でも引っ張り出してみようか。
上記のような事を考え、感じ、書けるようになりました。また希死念慮は消えぬものの薄らぎつつあり、精神的な回復を感じられるようになった最近です。主治医は来年の春から断薬を始めると言っていたので、いずれ私は病人ではなくなるようです。生まれてからのほぼ半分をその病と共に苦しみ、過ごしていた私は健常者の皮を被って生きることを身に付けました。そうやって長い間ニセモノを演じていた私が、どうやら傷痕があるとは言え普通に人間となれるようです。正直不安です。正直不服です。私の良くない性質として、自らの病状をもアイデンティティの一つとして認識してしまい、寛解してそれが消え去ることに戸惑い、不安、喪失を感じてしまうなんてことがあります。私にとってこの病は私を苦しめる元凶であり、同時に私がピエロを演じる原動力でもあります。ピエロになることで私は様々な何かしらを手に入れました。自身のイメージだったり、友人、つまり貴方たちだったり。寛解することはこれらを失うことにも繋がりかねない。なにより、寛解すれば人生の半分は「病」に侵されていた期間であり、つまりデキモノのように扱うことを強いられそうな予感がしています。病人自身がピエロを演じるのはまだ許されるけど、寛解したならばその行動はもう許されなくなると私は思っているので、このまま人肌で遅効性の毒につかっているのも選択肢の一つかなと考えてしまっていてもうなんだか自己嫌悪。果たして私は寛解した者となれるのか。それは全く分かりません。
この前、大して親しくないクラスメイトから宅飲みに誘われました。宗教勧誘か?と身構え、そういったことを言われたらお得意の露悪的行為で返り討ちにしてやろうと思って了承したけど実際にそういう面白そうなことは特になく、普通の人間達が普通に酒を飲んで普通に会話するつまらない飲み会でした。普通の大学生は美学だ哲学だとか言わないんですね。バイト何してるの?へぇそうなんだぁとかそんなの聞いてても面白くないよ。心を許した人間相手なら私もベロベロになって意味不明なことをわめき散らしますが、この場でそんなことはしたくないので、ビールの炭酸で腹を膨らませ、酔い30%程度で終わらせるつもりでした。けれども、酔い30%での立ち回りを経験していなかったために私がバイであると口を滑らせてしまいました。というか野郎共の軽薄なそういう会話にキレた(当社比)私が悪いんですけど。なんだか書いてて腹が立ってきました。その時は私がピエロになることでなんとか場を保ちましたが、なんだか今更書いてて腹が立ってきました(n=2)。次も誘うね、とか言われたけど多分行かない。いつもの身内と飲んで互いを罵倒してまた飲む方が楽しいです。皆も酔ったときの行動には気をつけようね。それで思い出したけど私こっちで前科があったわ(泥酔プラベ中に寝落ち)。まぁいいや飲みます。BEEFEATERグビー。