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娯楽が消えてしまった

今まで私の趣味、というか娯楽の主軸となっていたスプラトゥーン2をプレイしなくなってしばらく経過した。つまり今の私はほぼ娯楽と言った類いの行動をせずに生活している。虚無感というか、何もせずに生きているという空虚たる事実にそろそろ我慢が出来なくなってきた。まぁ実際は研究生活が始まってから帰宅すると進捗報告の資料とレポート作成で生活の殆どを圧迫されているために娯楽の時間が全く無いのだが。

忙しすぎてストレスを感じる暇も無いのが現状である。精神的なストレスは今のところ感じられないが、身体は正直なもので爪の表面が剥がれ、右人差し指の爪にある黒い線が濃くなり始めた。じつはこのサイン、私がストレスに曝されると決まって現れるものなのだ。つまりそろそろストレスというか現実から逃避する何かしらを始めなければならないのだが、その候補が今になって総崩れしている。崩れ去っていったコンテンツ達を挙げてみよう。

 

まず格ゲー。コマンド練習にかつて弾いていたピアノの練習と似た何かを感じ取った。だからコマンド練習は割と楽しく行えたのだが、知識が全く無いので最弱に設定したCPUに滅多打ちされてやる気がなくなってしまった。それに加えコマンドはリズムよく入力しないと認識されない、つまりリズムゲーの側面が格ゲーにも存在すると気付いた。音ゲーといったコンテンツが絶望的なまでに不可能な私はその時点で格ゲーを諦めた。ピアノを弾いていたのだからリズムに強いと思う人もいるかもしれないが、ピアノは自身でリズムをとる楽器であって他人には強要されない。正反対の性質が身に付いていた私には、他人のリズムに合わせるのがどだい不可能なのだ(大したピアノの腕前も持ち合わせていなかったが)。そんなわけでせっかく購入したアケコンは丁重に梱包されて棚の奥で眠っている。

次はスマブラ。全く知識が無く初見殺しを繰り返された格ゲーとはちがい、スマブラは小学生の頃から慣れ親しんだコンテンツだ。私にも小学生という時代があったのだ(思い出したくない記憶だが)。よってそれなりに蓄積された知識である程度は楽しく遊べていた。しかし30分で疲労が限界を越えてしまった。身体がスマブラについてこられない。この単純な事実は私を絶望させるのに充分な威力を持っていた。

この辺りからコンテンツ探しに暗雲が立ちこめてきた。そう、疲労が全てを妨げる根源になっているのでは?しかし私はそれを無視して再び新たなコンテンツ探しに出かけた。

Apex Legends。FPSは敷居が高いという声を聞くが、操作に関してはそこまで悩むことがなかった。格ゲーで要求される知識量と比較すれば明らかにこちらの方が少ない知識で遊べる。エイムに慣れるまでが長いと聞いていたが特に悩むことはなくプラ4までは昇格できた。しかしプラ4になってから明らかに立ち回りの知識不足による敗北が増え始め、それに加えて私は気付いてしまったのだ。これはスプラトゥーンと同じように味方で結果が左右されるのでは?と。長年スプラトゥーンで野良に揉まれた記憶がよみがえり、それ以降は誘われない限りプレイしなくなってしまった。プレイしない時間が長くなると当然プレイスキルは落ちる。そして久々のプレイで負け筋になってしまい、更にプレイしなくなる。負のループに陥っているのが現況である。

チェス。今チェスの知識をなんとなく面倒と感じながら貯めている期間なので、しばらくしたら結果が分かるかもしれない。最弱CPUにボコられているのはお約束。

 

この辺で私は気付いてしまった。対人戦を行うコンテンツに向いていないのでは?というか新たな知識を得ることに忌避感(些か過剰な表現かもしれないが)を覚えていないか?これは疲労のせい?それとも元来のものぐさが原因?とりあえずこの原因を探ることは後にして対人しないコンテンツを挙げていこう。

 

動画製作。投稿していたシリーズを終えてから全く動画を作っていない。毎日イラストを描いている剛の者オタクの知り合いには「創作に戻ってこい!」と語気荒く言われた。確かに動画製作は創作活動の一つかもしれないが、私が作っていたのは単純なゲーム実況である。ゲーム実況には元となる映像があり、そこに音声や画像を付け加えるだけで完成する。あくまでこれは私感なので、そう思わない投稿者は私のことを批判糾弾タコ殴りにしても全く問題は無い。その辺りの話は置いといて、つまり私にとって動画製作はcook doを混ぜて炒めるだけの人間が「趣味は料理です」と言っているようなもので、何というかこういった自身の活動を動画製作と表現することに罪悪感があるのだ。ええとなんの話してたんだっけ。そうそう動画投稿を現実逃避にしないのか、という話だった。単純に時間が無い。ゲーム実況は元となる映像を厳選するする必要があるので、当然のようにプレイ時間が延びてゆく。それと投稿しない期間は常に謎の焦燥感と罪悪感がつきまとうのでしばらくは良いかな、というスタンスでいる。

ピアノ。ピアノを弾かなくなってから5年程度経過した。3歳から2〇歳まで弾いていたのでそれなりに長い期間ピアノと共に人生を歩んでいたと思う。今でも実に未練がましくピアノを弾く夢を見るので現実の世界で現実逃避するためにもう一度弾きたい気持ちが日々強くなっているのは確かだ。けれども実家のピアノ(クラビノーバ)を今住んでいる部屋に輸送するだけでも10万は確実に使うのでこの選択肢は恐らく一番現実的ではないのだろう。

 

というわけで、疲労に加えて新しい知識を吸収する手間を面倒と感じるようになってしまった私は新しく接するコンテンツを見つけられずにいる。爪が私にストレスを警告しているのだから、しばらくは何もせずに過ごすのが正解なのかもしれない。けれども、身体は娯楽を求める。板挟みの状況に私はどうすればいのか(研究に専念すべき、という声は無視する)。

 

明日はどっちだ。